前回「古典占星術を学ぼう!①惑星の査定」で、ざっくり4つの査定方法をご紹介しました。
惑星の査定は本当に多岐にわたるので、全部を網羅し説明し尽くせるほどには私も全然勉強が足りていないのですが、代表的なものを書かせていただきました。
小学生から何となく星占いに興味を持ち、昨年まで現代的な占星術ばかり学んできた私にとっては、古典占星術は衝撃でした。
惑星の強弱はほぼアスペクトで決まると、半世紀近く信じてきたからです。
しかしそうなると、生まれた年月日が近い人たちは月を除いてほぼ同じ運命を辿るはず。
出生時間が違うからハウスが変わり、影響を及ぼす場所が違うからだ、と自分を納得させようとしてきましたが、どうも釈然としませんでした。
ハウスの場所によって惑星そのものの強弱が大きく変わる、とした古典占星術は、私の潜在的に抱えていた疑問を大きく解消してくれるものでした。
私がずっと自分のネイタルホロスコープに執着してきた理由には、自分のホロスコープの理解に納得できなかったことがあります。
乙女座に太陽・木星・冥王星・金星・天王星・水星があって、アセンダントまで乙女座、ファイナルディスポジターも水星1つと、異常なほど水星と乙女座が強調されすぎている割に、外見や性格が全然乙女座らしくなかったから。

ここ数ヶ月、ようやく自分の出生時間をレクティファイという手法で確認してみて、アセンダントが獅子座であること、天体の入ってなかった9ハウスに土星が入ったことで、ようやく腹落ちした感じです。
昔から太りやすかったし、ダイエットしてかなり痩せても丸顔のまま。目鼻立ちも端正というより大づくりで、人に顔を覚えられやすいタイプ。乙女座の清楚さ、すらっとして華奢、といった感じが若い頃からなかったんですよね。
加えて、どうも昔から学校の先生や目上の人に恵まれないな…と感じていたことや、占星術への尽きない興味関心といった点で、9ハウス土星にものすごく合点がいきました(それまで9ハウスはノー天体)。
へその緒に書いてある時間帯が、一番正確で確かなんじゃないかと思うのですが、まだ確認できてません。
我が家は4人家族でしたが、占いや占星術に興味があるのは私だけで、他の家族には全然取り合ってもらえません。実家にへその緒に書いてある出生時間を教えて、とSMSで頼んだところで、そのことについては無視されてますからwま〜た訳のわからないこと言ってるよ、って思われてると思う…。
自分で実家に行った時に確認するしかありませんが、「占いは怪しい」という人たちに囲まれてここまで来ました。
今も旦那には「そんな儲かりそうもないことやるより、株を勉強しなよ」と言われている始末。
なんでこの深くて楽しい学びがわからないかな?と思いつつ、孤独に半世紀やってきた訳です。
でもこの土星、実は私のホロスコープの中で最弱の天体なんですよ。

牡羊座にあって、古典占星術でいうところの「フォール」です。
私は夜生まれなので、セクトを得ているのは月・金星・火星。太陽の後に位置する水星も夜のセクトになります。
土星は太陽・木星と共にセクトを外れており、しかも逆行までしているんです。
土星がある牡羊座のイグザルテーションになる天体は太陽ですが、私は乙女座にあって牡羊座からは150度の位置、いわゆる「アバーション」でお互い「見えない場所」にあり、関係が築けない状況にあります。そもそも太陽もセクトからは外れていますし、太陽から見て土星は何のディグニティーもありません。
一方で牡羊座のルーラーである火星は、セクトを得ており1ハウスにあってトライン。一見良さそうに見えますが、火星のある獅子座から見ても土星はデトリメントときています。
もちろんルーラーですから、自分の支配する場所にある土星をむげに扱うことはないですが、土星からすると火星に世話を焼かれながらも内心「ケッ」とひねくれてる感じです。
もう一つ、5ハウスから月が土星にトラインのアスペクトを投げかけています。
月も夜の惑星なので、セクトを得ています。
土星から見ると、月は何のディグニティーもないんですが、月から見ると土星は辛うじてトリプリシティーを得ています(エジプシャンのディグニティー表だったら何も関係性は見出せない)。
こんな感じで、一応火星と、うっす〜い関係性の月が一応サポートしている感じではありますが、お寒い感じで、ひたすら土星はその影響力を生かせずにいる、という感覚ですね。
現代占星術なら、どうにかいい解釈をひねり出せるかと思いますが、古典占星術の場合は「諦めが肝心」もしくは「かなりハードな道のりだが、弱点を強みに変えるべく自力で日々鍛錬する」の2択なんですよねw

デトリメントとフォールって、それぞれ「障害」「転落」という意味なんですけど、決して作用が弱い訳ではないんです。
「認められてない」「自分が活かせてない」って思いが強くて、ついつい頑張ってアピってしまうことが、周囲との不調和を起こしてしまうってことなんですよね。
土星自体動きが遅い天体なので「牡羊座の土星」持ちの人って絶対数は多いと思うんですよ。加えて私みたいな逆行持ちの方も一定数いると思います。
でも生まれた時間が昼の明るい時間帯だったら、セクトを得られてそんなに悪さをしなくなるだろうし、出生時間が違うことでもっと私的な目立たない場所での苦労で済んでいたりするかも知れない。
とはいえ、土星は社会的天体なので、やはりそこそこ被害は大きめだと思うんですよ。
1ハウスや10ハウスに土星が入ってしまった夜生まれの人も必ずいるだろうし。
クライアントがかわいそうだから、オブラートに包んではっきりと伝えない、ということは、むしろクライアントに失礼だ、課題を未然に教えるべき義務や、自力で問題に向かい合い考える機会を失わせている、と『古典占星術』を著したチャールズ・オバート氏は言っています。
先ほども触れましたが、ある意味デトリメントとフォールは「私はこういう性質だから」と自分を認めることで、「人に認められたいっ!」という思いを「諦める」ことにつながれば、意外と悪い運を克服できてしまうんじゃないかな、と思ったりもします。
とはいえ、そうしたクライアントにもせめて、何か救いの光を見せてあげたいし、自分のホロスコープについても希望が欲しいと思ってしまうなぁ。
その辺り、もう少し深堀りして、今後お伝えしていきたいです。





