有名人のホロスコープを読んでみた①松村潔さん

こんにちは、ひだまりです。

今日は、ホロスコープの読み方についての考察です。

ホロスコープを読むのって、人によって得意不得意な部分が如実に出ます。
はっきりこうだ、という象意があるというよりは、イメージ的な部分が多く、解釈する人の意図が入り込みやすい部分だからです。

でも、大まかな決まりはありますし、どの部分を優先して見るべきかも傾向があります。
松村潔先生の『完全マスター 西洋占星術』によると以下の通りになります。

①二区分、三区分、四元素の比率で、生き方の雰囲気を見る

②アセンダントで生まれつきのタイプ、MCで社会的な人格を見る

③太陽と月の対比から、個人の本質面を推理する

④太陽と月で夫婦生活、金星と火星で異性関係を見る

⑤太陽、月以外の天体配置で強調された部分を見る

⑥インターセプトのサインを見る

⑦天体作用のグループ分け

⑧天体を全部読んだ後で、補足的な感受点を考慮に入れる(小惑星、バーテクス関連)

以上の8つのステップで、その人となりを総合的に判断します。

恐縮ですが、その松村潔先生のホロスコープを引用させていただきました。
個人的に興味があったので。
いつも星を見られている先生の星を、逆にぜひ読んでみたいと思いました。

イメージとしては、やはり長年占星術を研究されているので、固定宮が多そうだということ。
また、著作も講座も70歳を超えられた今も精力的に行われていることから、火の要素が強そうだということ。
個人的にお会いしたこともなければ、つい先日、モノクロですがお写真でお顔を初めて拝見したくらいで、講義もまだ受ける機会を得られていません。
著作はかなり読んだ方だと思いますが、ハーモニクスやサビアンなどいろんな占星術の手法を広く深く研究されて、本当に博学だなぁ、という憧れみたいな気持ちはあるものの、個人的にどんな方なのかは存じ上げないのが現状です。

その状態を踏まえて、①から行ってみましょう!

①二区分、三区分、四元素の比率で、生き方の雰囲気を見る

男性宮:7 女性宮:3

活動宮:6 固定宮:3 柔軟宮:1

火:4 地:1 風:3 水:2

おぉ、意外と偏りがあるかも。

男性宮が多いことから、じっとしているよりは外へ飛び出していく印象。
じっと同じ状況に留まることを息苦しく感じることが多く、変化を好む傾向が見られます。

三区分では圧倒的に活動宮が強い。
私が思っていた研究者的な固定宮の要素は活動宮の半分しかありませんでした。
ということは、深く掘り下げるより「始める力」が強い方なんですね。
だからいろんな方面の新しい手法に次々取り組まれるし、精力的な活動が多いわけだ。納得。

四元素では火と風が強い。
常に新しい課題に対して燃えていないと元気になれない傾向があり、変化の激しい生活をしがち。
向上心が高い。
一方の風は、理念的な理解力に優れ、個人的な見解から離れて、物事を知的に理解する能力がある。
なるほど、確かに著書でも自分の意見に凝り固まった意見を書かれることはなく、公平な観点で書かれていると感じる。
でも冷たいわけではなく、水も地の要素もお持ちだ。

②アセンダントで生まれつきのタイプを、MCで社会的な人格を見る

アセンダント(ASC)は魚座、MCが射手座です。

まずASC。
水の元素なので、感情、心理、魂、心霊などを表します。
見えないものを指すので、占星術もこの類に入ります。
見た目を表すASCですが、先日拝見した写真では線が細い気がしました。
私の偏見ですけど、心理学とか霊能者ってぽちゃっとした人が多いと思っていたので意外だったのですが、実際にはお会いしたことがないので…どうなんでしょう?

なお、ASCは蟹座の天王星とトラインを形成しています。
さらに天王星は牡牛座の木星とセミスクエア、木星は太陽とセミスクエアという調和的なアスペクトを形成しています。

太陽はASCとアスペクトは形成していませんが、同じ魚座、第1ハウスにあります。
1ハウスの太陽は「太陽のあるサインの分野で先進的な立場に立ちやすい」とありますので、まさにそれが具現化されていますね。

MCは射手座です。
こちらも精神的、勇気、高潔さ、思想、哲学、宗教など壮大なものが象意に入ります。
占星術も海外から入ってきた学問ですから、占星術の第一人者という実際の社会的な人格そのものを表していると言えます。

MC近辺に天体はありませんが、一番近いのは天秤座8ハウスの土星で、この土星は海王星と合。
土星は実際性・現実性を、海王星は夢や想像力を表すので、相反する影響がごっちゃになる感じです。
松村先生自身もこのアスペクトを「最も解釈の難しいアスペクト」「夢を制度化する」としています。
広くて解釈が難しい占星術の世界をわかりやすく解釈してくださっている、と考えれば当てはまるような気はしますが、これはあまりに先生に寄せすぎかな?

そもそも土星は、職業的な傾向を表す天体。
私も8室に土星があって、同様にカルミネート(天頂に一番近い)しているのですが、影響を表す場所が8ハウスで死と再生、自己変容に関することを指します。
というのも8室は蠍座のハウスなので、結構深刻なテーマを表すんです。解釈も正直難しい。
そして土星も制限、老成、遅延、社会、組織、圧力などを表す重めの天体。
社会に出るにあたって、自分を大きく変えなければいけない困難に先生も直面したのでしょうか…。

そしてこの土星は牡羊座にある火星・金星とオポジション、獅子座の冥王星とはセクスタイル。
仕事にとことん邁進するけど人にもその厳しさを求めがちかも。
一方で、突発的なことが起こっても忍耐強く対処する頼れる人でもあります。

③太陽と月の対比から、個人の本質面を推理する

太陽は魚座1ハウス、月はお隣の水瓶座12ハウス。
水と風の星座の対比になります。

水は情感、情愛。
風は知識、思想。

水と風はあまり相性が良くありません。でも、うまく調整することで水を腐らないようにできる。

月の無意識な部分では知的でクールだけど、人生の目的を示す太陽は魚座なので、後天的に情感を身につけていった感じでしょうか。
月が12ハウスなので隠れた部屋、潜在意識、あの世とこの世の境目と言われているハウス。幼い頃は控えめだったけど、長じるにつれて1ハウスの表す積極性が出てきたとも読めます。

④太陽と月で夫婦生活、金星と火星は異性関係を見る

これは大きなお世話か。ただの推測なのでご容赦を。さらっと書きます。

まず太陽と月で夫婦の関係を見ます。
太陽は夫を表し、2ハウスの木星とセクスタイル。1ハウスなので自己実現を果たし、金銭的成功も。
12ハウスの月は妻を表し、木星とスクエア、冥王星とオポジション。専業主婦をされている可能性がありますね。控えめだけどちょっとかかあ天下的かも。

金星と火星は2ハウスで合。若い人が集まる流行の分野での仕事では力を発揮し、お金を集める力もあります。男女関係的には牡羊座だし華やかだったかも。ただ土星とオポジション、火星はそれに加えて海王星ともオポジション、冥王星とトライン。いろんなことに関心を示し、人には協力を惜しまないものの、多くのことを請け負ってしまう傾向が。

⑤太陽、月以外の天体配置で強調された部分を見る

月・木星・冥王星のTスクエアがありますね。
12ハウス水瓶座の月、2ハウス牡牛座の木星、6ハウス獅子座の冥王星です。

月は木星を否定し、木星は冥王星を否定するけど、結果的に冥王星は月を、オポジションのアスペクトという点で肯定することになります。
しかも180度で肯定するので、冥王星は月を裏返す形で再評価することになり、物事の裏面を考えながら決定を下すことのできる思慮深さが現れるアスペクトになります。
能力のある人には必要と言われる定番のフォーメーションであり、現代的な精神構造の代表のようなアスペクト。
人生に緊張感と努力の方向性を与えますが、やはり占星術の第一人者と言わざるを得ませんね。

⑥インターセプトのサインを見る

インターセプトとは、すっぽりとハウスが1つのサインに入り込んでしまい、まるで隠されたようになってしまっているサインのことを言います。

松村先生にはインターセプトはありませんでした。

⑦天体作用のグループ分け

年齢域別に天体を分け、年齢の移り変わるにつれどう変わっていくのかを見ます。

個人のグループ:基盤の月、技能の水星、感受性の金星、目的性の太陽

社会的な活動
個人能力の緊張度を高めて鋭く発達させる火星、広がりの木星、全体的な狙いを指し、余分なものを減らす土星

精神的な面や、マクロな範囲での動き、新しい可能性:冥王星、海王星、天王星のセット

個人のグループでは20代後半までくらいの状態を見ます。
すべて左半分に寄っているので、自分の思考や行動によって成長するタイプだった様子。

社会的な活動を見ると、2ハウスには木星と火星があり、火星は土星・海王星の合とオポジションです。
社会の中で個人の意思を貫く姿勢や広がり・発展を指す天体が2ハウスに入っているので、自分のやりたい事で金銭面も潤う構図。
ただし、目標をはっきりさせると他の無駄なことを一切しないなどストイックで、仕事では成功するものの、やり過ぎて体調を崩しがちなどの弊害も感じられますね…。
調整は難しいですが、やはりほどほどに、体調を見ながら今後も末長く活躍していただきたいです。

海王星と冥王星のセクスタイルは、今日ずっと継続的にできておりみんなが持っているアスペクトのため割愛します。

⑧補足的な感受点を考慮に入れる

先に貼ったものでは10天体しか載っていないのですが、ドラゴンヘッドは水瓶座11度12ハウス、バーテクスが乙女座20度で7ハウス。キロンは山羊座の19度、11ハウスです。

月とドラゴンヘッドの合は、典型的なマスコミ人間や、大衆向けのアピールを意味します。
たくさんの著書を出され、また読まれ続ける松村潔さんは、まさに占星術における扇動者と言えますよね。

バーテクス(Vt)とアンチバーテクス(Av)は、運命付けられた方向性を示します。
Vtは太陽とオポジション、天王星とはセクスタイル、キロンとはトラインを形成。
ということは、真反対の感受点・Avは太陽と合、天王星とトライン、キロンとセクスタイルを形作っていることになります。
太陽などがAvと重なると、Avの作用と、個人的な意志を発揮する太陽との間で混同が生じて「したいことをしていたら、それが天命を果たすことに通じた」という組み合わせになります。
本の中でご自身が書かれているのですが、「個人的な欲求と天命が一致すると言うのは、矛盾がなくて良いかもしれませんが、かなりのプレッシャーがのしかかってきます」とのこと。
回り道ばかりしてきた私からすると羨ましい限りですが、案外ストレートに道を極めた方にはそれなりの苦労があるのかもしれませんね。

山羊座のキロンは、傷が癒やされていない場合、両親を尊敬できなかったり、人を信頼できず、社会に関わることを拒む傾向があります。
反面教師のような存在は自分の中の怖れを投影していたことだと認識すると、権力を使うことや大切な人を守るための振る舞いを本質に沿って体現できます。
傷を克服した暁には、安心できる城を築くリーダーシップを取れる人です。

まとめ

自分のホロスコープばかり読んでいても、全然星読みの訓練にならないなぁ、と思い、占星術界第一人者の松村潔さんのホロスコープを例に読み進めてきました。

改めて、幼い頃から自分の道をまっすぐ歩める人は、Avが絡んでいるのかなぁと。
途中まで読み進めた時点で、松村先生くらいの方なら当然自分のホロスコープを読んで、そのまま実践されてきてるに決まってるじゃん、だからここまで当たってるんだよ、と思っていたけど、Avでちょっと考えが変わりました。

先日、マドモアゼル・愛先生のYoutubeを拝見していたら、いざ自分の人生で大事な局面、例えば起業するなどする場合、時期などは特に占わない、自分の思いに沿って動いているといったようなことをお話しされていました。
星は、いろんな意味合いを持たせており、自分はそこに特定の意味を見出そうとしているだけだと。

自分の性格や適性を知ろうとするのはいいけど、そこに縛られるのではなくて、あくまで方向性を知る意味で使うようにするのが一番的確な占いとの向き合い方なんだろうと思います。