こんにちは、ひだまりです。
今日は人生の意義や可能性をいろんな次元で見せてくれる「ハーモニクス占星術」を見ていきたいと思います。
ハーモニクス占星術とは
出生図の天体の度数にそれぞれ一定の数を乗じて新たに作成したホロスコープです。
そうして作成したホロスコープを「調波図」と言います。
乗じた数字によって、表す調波図の意味が変わります。
第1調波(HN1):ネイタルチャート、出生図
第2調波(HN2):目的意識
第3調波(HN3):創造性、楽しみ、喜び
第4調波(HN4):秩序、困難を乗り越える、論理的思考
第5調波(HN5):自分らしい生き方、自己主張、本能的欲求
第6調波(HN6):環境適応、バランス、律動的行動
第7調波(HN7):夢、芸術、理想
第8調波(HN8):知恵、現実化、権力、リーダーシップ
第9調波(HN9):本質力、応用力、探求心、スピリチュアリティ、最終的な成果
ほぼ数秘術に呼応した意味が込められているのかなぁ、と言う印象。
また、満年齢を乗じた調波図を作れば、その年齢にどんな彩りが加わるのかを読むこともできます。
トランジットとはまた違うホロスコープの見方ができて、どちらの方が当たってる実感があるか比べてみるのも面白そう。
ハーモニクスチャートを無料で作成できるサイト
「ASTRO DIENST」にアクセスし、「チャートと計算」から「拡張チャート選択」をクリック。
セクションタブは「ラウンド」のまま、「チャートの種類」でハーモニックチャートを選んでください。
「9つのハーモニックチャート」を選択すると、HN2~9のチャートが全て見られます。
「ハーモニックチャート」を選択した場合は、「開始日」の左端に2~9のハーモニック番号の入力が必要。
「年齢ハーモニックチャート」を選択すると、作成日当日の年齢で調波図が作成されます。
ハーモニクスの読み方
ハーモニクス図は、倍音のホロスコープのことです。
万物には周波数があります。
倍音とは、普段耳にしている音楽で言えばベースの音の他に鳴っている、2~4倍周波数が高い音のこと。
例えば444ヘルツが基音なら、888ヘルツが2倍の倍音、1332ヘルツが3倍の倍音です。
ホロスコープも、ネイタルチャートを基本的な周波数とみなし、この倍音的なホロスコープを作ることができます。
自然界のあらゆる音は互いに干渉し合っています。
そして、人間が成長していく上で、後天的にさまざまな考えや衝動などが複雑に入り混じってくるのは当然のこと。
人も自然界から生まれたものである以上、音に例えることができます。
個人が成長していく中で、だんだんホロスコープも複雑な分化を遂げていきます。
これを表したものがハーモニクスチャート。
基本的には、ハーモニクスチャートで出た合アスペクトを「発芽した」と見なします。
アスペクトの中で合(0度、コンジャクション)を形成している天体に着目。
これは「発芽天体」と呼ばれ、どんな可能性がそこから育っていくのかがわかります。
年齢ハーモニックで見れば、その時期までわかるんですね。
この時、ハーモニクスチャートを出生図に重ねてみましょう。
発芽を表す合アスペクトが、出生図のどのハウスに位置しているかを見ることで、才能がどの場所で発揮されるかを知ることができます。
ちなみに私は、水星と冥王星、金星と天王星がそれぞれコンジャクションしてました。
私の場合、金星と天王星がネイタルで0.02度差の超タイトな0度なので、全年齢を通して合です。
水星と金星は0.5度差なのですが、さすがに56倍もすると25度くらい離れてしまってますね。
ただHN2~9の基本的なチャートでは、水星・金星・天王星は全て0度を形成しています。
0度を形成している天体の意味
基本的なチャートで常に発芽している水星・金星・天王星の意味をそれぞれ見ていきます。
水星✖️金星:美的感覚
水星✖️天王星:斬新な発想
金星✖️天王星:冴えた感性
ん〜〜、すみません、全然ピンときません。。。
でもこれって、自分で発芽させようとしてなかった表れかも。
自分の発想や感性、いいなと思う素直な感覚をもうちょっと大事にしていこう。
年齢ハーモニクスの発芽天体は、金星✖️天王星はかぶってる。
水星✖️冥王星:洞察力
洞察力と冴えた感性ですね。
物事の本質を見抜く力はぜひ磨いていきたい力なので、留意して伸ばしていきたいですね〜。
以前持ってたハーモニクスの本
結婚後、書棚に溢れる本を大量整理した際に、松村先生の『ハーモニクス占星術』の本も手放してしまいました。
なので、ずいぶん前からこの占星術については、ちょっとかじった程度ではあっても知っていました。
HN5、HN7、HN8を巻末の天体表を使って計算し、ホロスコープを手書きで作成して読んだ覚えがあります。
記憶では、HN8が意外に強いな、と言うこと。
と言うのは、火星のオポジションが印象に残ったから。
具体的にどの星とのアスペクトなのかは覚えてなかったけど、とにかく火星が強いなと。
HN5でも、HN7にもオポジションはあるんですよ。HN5は火星と冥王星、HN7では月と海王星。
本にはそれぞれのアスペクトの詳しい解説が載っていたと思いますが、ネイタルのアスペクトの意味に通じるものだったと記憶しています。

HN8は「知恵、現実化、権力、リーダーシップ」を表し、職業なども表しています。
それぞれのアスペクトを見てみます。
牡羊座でキロンと火星が合、天秤座の太陽・MCとオポジション、山羊座の月とスクエアでTスクエアを形成。
双子座の海王星が天秤座MCとトライン、魚座の金星・天王星・水星とスクエア
天秤座の太陽は山羊座の月とスクエア
天秤座の土星はMC、ICと合、山羊座の冥王星とスクエア
蠍座の木星が山羊座の冥王星とセクスタイル、魚座の水星とトライン
山羊座の月が魚座の金星・天王星とセクスタイル
アスペクトだけじゃなく、どこのサインに入ってきているかも、ハーモニクスの場合は重要になります。
私の場合、基本のHNでは全て水星・金星・天王星が合ですが、サインが2~9では魚座と乙女座を行ったり来たりしています。
HN5、HN7では乙女座にあった水星・金星・天王星の合は、HN8の偶数の調波図では魚座に来ています。
先ほどの「美的感覚、斬新な発想、冴えた感性」は、乙女座よりも魚座にぴったりな気がしませんか?
これが双子座の海王星とスクエアを成しているのは象徴的です。
当時はそれほど占星術の知識は深くなかったので本に書いてある通りのことをなぞるしかありませんでしたが、今考えると海王星は魚座のルーラーですから。
その海王星はMCと関わっているので、こうした魚座的なひらめきや感性を活かした仕事が向いていると言えそうです。
でも一番目立つアスペクトは、やはり太陽と火星のオポジション。
私のネイタルの太陽と火星は特にアスペクトはありませんが、いずれもも12ハウスにあって抑圧されています。
8倍すると、180度で対立するくらい離れるんですね。
火星は牡羊座にあって、本来のハウスにいます。と言うことは強い。
そして太陽と火星のオポジションは、太陽の意志を火星が強気に押し出す、やり過ぎの傾向を持ちます。風と火の元素の組み合わせなので、行動が大げさに広がりがち。180度は休みなく外界に働きかけるアスペクトなので、自己主張が情熱的に強化されます。
火星と180度のMCが、山羊座の冥王星とスクエアを作っているところも気になります。徹底して現実的、そして仕事のサインですから、やはり真面目に仕事はこなすものの、葛藤が多く辛い。仕事って、大体そんなものですよね〜。
でもこの冥王星を、蠍座の木星がセクスタイルでサポート。
そしてその木星を、魚座の水星がトラインで支えてくれています。
木星と冥王星のセクスタイル:
公式の場でも強気になり、卑屈になることがありません。多くの人が堂々とした態度の人の下に集まる傾向があることから考えると、全ての幸運はこの公明正大な態度にもたらされることになるでしょう。
水星と木星のトライン:
一般的な教養や理解力は平均よりも発達し、信頼できる評価能力を持つことになります。温和な知性傾向を持つので、角が立つことはありません。また、文学的な趣味を持つ人も多いようです。現実的でシビアな考えよりも、楽観的な考え方になりやすいでしょう。小さなことにもこだわりません。
辛いけど自分を信じて、楽観的な態度で強気の姿勢を崩さないことが大切、とHN8のホロスコープは教えてくれています。
HN9の本質力、スピリチュアリティ、最終的な成果を見る

では、最終的にはどんな成果が得られそうか、チャートで見てみることにしましょう。
発芽天体は、相変わらず水星・金星・天王星しかありませんが、アスペクトを見ると4つの特徴があります。
①魚座の太陽と蟹座の冥王星、蠍座の土星がグランドトラインを形成。
水の元素のアスペクトなので、思いやりの面で恵まれると言うことになります。また、緊張や対立を嫌う性質も。
うまく使いこなせないと甘え症になってしまうので、その点は注意が必要。
②太陽は水星・金星・天王星の発芽天体と、牡牛座の木星は蠍座の土星と180度を形成。
これに蠍座の土星と牡牛座の木星が、セクスタイルやトラインを作り、俯瞰して見るとミスティック・レクタングルと呼ばれる長方形のアスペクトを作って調停しています。
このミスティック・レクタングルは、通常では到底無理な題材の応用能力とか、強い生産性を持っているアスペクト。特に総合化する能力に長けていて、仕事能力などではかなり役立ちます。
2種類の180度を作っているアスペクトの能力を混ぜ合わせ、新しい混合的な能力を生み出す。
作家、クリエイターにはかなり多いアスペクトで、これを持っている人は、もっと積極的に使うべきだと。
おぉ、こんな珍しいアスペクトを自分のホロスコープで見ることができるなんて思ってもみませんでした。
③牡牛座の木星・蠍座の土星の180度は、水瓶座の海王星とスクエアをなし、小スクエアを形成。
90度の海王星を介することで、木星と土星はそれぞれお互いを裏返す形で再評価することになります。
木星✖️海王星のスクエアが表す理想主義が勝りやすい性格と、土星✖️海王星が示す自己矛盾はそのままですが、木星✖️土星のオポジションが意味する強烈な改革的な意志は抑えられるでしょう。
物事の裏面を考えながら決定を下すことのできる思慮深さが現れるようになります。
④土星と冥王星のトラインに、水星・金星・天王星のセクスタイルが絡んで、小三角を形成。
小三角は、比較的狭い範囲での洗練された能力や応用力を強める作用があります。セクスタイルは生産性に結びつくアスペクトなので、恵まれた状況の中でもせっせとその能力を磨こうと努力します。
この場合、セクスタイルで囲まれた真ん中の天体にあたる水星・金星・天王星が表現力の中心となります。
土星✖️冥王星のトラインには「事態の変動に対する耐久力が強力」という意味があり、目的のためには個人的な感情や境遇を度外視して行動するタイプ。装甲車に小石を投げても、乗っている人はなんともないように、細かい運の浮き沈みに影響を受けることがなく、強力な防衛力になります。
その表現として「斬新で冴えた美的感覚を使う」ということですね。
まとめると、①人の思いやりに恵まれ②総合力に長け③思慮深さもありつつ改革精神が旺盛で④自分を守る術にも秀でている。
HN9は本質力、最終的な成果を表してるわけですが、とにかく特殊なアスペクトのオンパレードでした。
ここを目指そうと生まれてきたってことですかね。
ただ、良いアスペクトを持っているからと浮かれるんじゃなく、ちゃんとそれを現実化するべくHN2~8を生かして自分なりに努力をしていくことが必要なんだな、と理解しました。
追記
松村潔先生の『完全マスター 西洋占星術』によると、ネイタルチャートとハーモニクスチャートを二重円で表示し、ハーモニクスチャート上の合アスペクトがネイタルチャートのどのハウスに集まっているかをチェックすることが大切だと書かれています。
上の私のチャートの場合、乙女座に5天体が集まっていますが、ネイタルチャートの1ハウスに該当します。
ハウスが特定できたら、ネイタルの該当のハウスに入っている天体に、ハーモニクスでステリウムしている惑星たちの影響が集中すると読みます。
とにかく、魂の追求対象は自己理解、ということが強調されていますね。怖いくらいに。
なお、二重円にするとネイタルとハーモニクスチャートの天体のアスペクトをついつい見たくなってしまうものですが、「単独のハーモニクス天体が出生図とアスペクトを作っても無視」と『完全マスター…』には記載されています。
ハーモニクス上では、あくまでも合のアスペクトができることが発芽を意味するので、発芽していないものを取り上げてもしょうがないから、というのがその理由。
逆に言えば、ハーモニクスチャート上で合アスペクトを取っているものを重点的に読む、ということになります。
上記の例で言えば水星、金星、天王星の合。
水星と金星が表す穏和で楽しみに満ちた装飾の才能に、天王星の独自性が加わる、といったところでしょうか。
これが1ハウスに重なるので「自己表現」につながる。
なお水星と天王星の合って、具体的な事象を天体のようなシンボリズムやシステムによって推論する占星術が大いに関係しているんですね。
つくづく、導かれてるなと感じます。
まとめ
ざっと自分のハーモニクスのホロスコープを見てみました。
あえて発芽天体のみにとどまらず、HNごとに変わっていくアスペクトも見てみましたが、出生図とは全く違うホロスコープになっていて、読んでいて楽しいな、と思いました。
しかも1つ1つが自分のどの段階のホロスコープで、どこでつまずきやすくて、どこで可能性を芽生えさせるか、そしてサインからもどんな性質のものなのかを見ることができます。
自分で自分のことは、わかっていそうでわかっていないものです。
新しい自分を発見するために、ハーモニクスで自分の別の側面をのぞいてみてくださいね。





